『PINK GOLD7【デジタル版・18禁】』
(注意)
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掲載作家:池 玲文、鹿乃しうこ、直野儚羅、門地かおり、みなみ遥、五城タイガ、一二三もげぞう、岸虎次郎、天河 藍、はざま、師走の翁
感想:
う〜ん、6を読んだときに「次号は座裏屋さんも中村さんもせらさんも載らないのか」と覚えた不安が概ね的中。池さんの「受が風俗嬢(男の娘)から学んできた知識で攻を攻め立てる」とか、直野さんのガチ触手恋愛ものとか、比較的珍しい傾向の作品がちょこちょこありつつも、作品としては小粒なものや拙い感じのするものが多い印象でした。ちょうどアニメイトブックストアの50%ディスカウントチケットがあったので半額で購入しましたが、定価で買うにはちょっとクオリティが足りてないような。
とはいえ、最後に収録されていた門地さんで一発逆転。買って良かったです。
門地さんは初期の古めの少女漫画のような絵柄が好きになれず、その印象のまま読まず嫌いしていました。しかし、今回の作品で久々にお見かけしたところ絵もしっかりしているし、構成もモノローグも上手いし、とにかく色っぽい。父子のギリギリの関係を息子の側から描いた作品なのですが、息子の抑制と妄想入り混じったぐちゃぐちゃな感じ(病み系といえば病み系なのですが、どちらかというとアッパー系な病み方をしているのであまり暗さはないです)が非常にエロくて良かったです。さっそく門地さんの他の作品も……と思って検索したのですが、少なくとも電子ではコミックスは古めの作品しかないのでしょうか。初期はやはり絵柄がひっかかるなあ、とディスプレイの前で思い悩んでしまいます。
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