ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『神楽坂ラブストラクト』かさいちあき

口を開けば罵詈雑言の嵐……!!

中途採用で入社した大津が一番最初に組んだ相手は先輩で超ドSの毒舌男、コースケ。職場の飲み会でも喧嘩をうるような態度で、カワイクナイ発言連発。どこまでも煽ってく態度に頭にきた大津はその毒を吐き続ける口をキスで塞ぎ、襲ってしまう。次の日には何事もなかったように仕事の話、いつもと変わらない態度。それどころか今度はコースケが主導権を握って大津に乗っかってきて――。

これってもしかして、いわゆるセフレってやつ……??

収録作品:「神楽坂ラブストラクト」「(描き下ろし)俺の彼氏のコーちゃんは。」

感想:

前作がそんなに好みではなかったのですが、ついこちらも買ってしまいました。生意気な先輩を襲ってしまったものの、今度は逆に乗っかって来られてしまう、年下攻xツンデレビッチ受のパターンです。画面と展開が若干うるさくせわしないのは前作同様で、もう少し落ち着いたまんがを読んでみたいなあという気持ちはぬぐえません。

割と気の優しい年下攻ながら、コトに及べば強引な一面もあるので、愛ある強引な下克上としては萌える部分はあります。濡れ場は多く露骨、修正も白線でぐしゃぐしゃ消している系で、真っ白ではありません。

わたしは襲い受があまり好きでないので萌えませんでしたが、生意気で可愛い年上受がリードする展開が好きな方だったらお好みに合うのかも。濡れ場の絵が若干雑に見えたのも萌きれない原因のひとつで、絵にしても展開にしても、もう少し丁寧になれば見違えそうな気はします。しかしやっぱり「かさい:いさか」のアナグラム感といい、いさか十五郎さんの別名なんですかね、これ。

 

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