ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『天球恋路観測点』待緒イサミ

オーロラ撮影依頼を受け、張り切って冬のカナダを訪れた駆け出しカメラマンの柊。オーロラ研究者・萩の家に滞在することになったものの、待ち合わせをすっぽかされるわ、やっと家に辿り着いたと思えばいきなりベッドにひっぱり込まれるわで、萩との生活には不安だらけ! けれど、口下手ではあっても実直な萩に、少しずつ惹かれていって……。 

収録作品:「天球恋路観測点」「きみとの累積値(描き下ろし)」、あとがき、カバー下4コマ

感想:

表紙からして「あ、入ってる」が第一印象。待緒さんらしい、明るく可愛く、お約束とエロ満載の1冊でたいへん楽しみました。表題作は3話完結の、変人オーロラ研究者x写真家ですが、萩の友人のカナダ人研究者アンソニーx警官のリロイというすでに同性婚済みのカップルも出てきます。「きみとの累積値」は雑誌掲載2話分のボリュームある描き下ろしで、萩と柊のその後を描きつつ、アンソニーとリロイの馴れ初めがメインになっています。

それなりの山場を盛り込みつつサクサク気分良く読めるのは大きな魅力。話の深みや心の動きあたりは多少トレードオフされていますが、背景や展開自体は丁寧に描き込まれていますし、こういうお話はこういうものとして好きです。

そして待緒さんの濡れ場は、エロい。色気というよりは露骨なエロさです。露骨な描写だからといって必ずしも萌えるとは限らないのは不思議だし、絵の巧拙とも必ずしも比例しないのがエロの不思議。今回修正が緩めの白抜きだったのも幸いでした。

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