ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『仲の悪いふたり』のもまりの

同じ職場の犬養と迫矢は犬猿の仲。ある日、犬養のミスで残業になり迫矢と二人っきりに。残業中、今まで気づかなかった迫矢の妙な色気に、変なスイッチが入ってしまった犬養!「ヤバい…こいつエロい…」そんな気の迷いからか、朝起きたら迫矢と二人、ハダカでベッドの上に寝ていて…!? 

収録作品:「仲の悪いふたり」、おまけ番外編

感想:

以前シーモアの読み放題に入っていた頃に読んだ作品なのですが、久々に読み返したくなり改めて購入。同僚ケンカップル好き、ツンデレ好きにはたまらない作品だと思います。仕事は早いが雑で単細胞でわかりやすい反面鈍感な犬飼と、クールビューティーで几帳面で仕事のできる迫矢のドタバタコメディ。非常にテンポが良く絵も整っており、何よりわかりやすい。切ないのも泥沼もエロもいいけど、こういう話でスカッとしたいときもあるのです。ツンデレ迫矢に振り回される犬飼の愉快かつ可愛い攻っぷりも素敵です。

ベッドシーンはそれなりにあるものの全体的に描写はさらっと。絵のお上手な方なのでもう少し濃厚な濡れ場が見てみたいな〜と思う反面、この作風だとこのくらいがちょうどいいのかなという気もします。