ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『永遠の夜の果て』山田ロック

子持ちリーマンの篤史はひょんなことからアパートの隣人・陽と知り合う。キレイで、でもどこか寂しげな陽を気にかけるが「吸血鬼って知ってるでしょ? オレに近づくな」と言われ…。それでも放っておけない篤史はある提案をするが…!? 

収録作品:「永遠の夜の果て」「その後のとある夜」、あとがき、カバー下、特典イラストペーパー

感想:

真面目で面倒見のいいリーマン・篤志、彼が育てる少年・伊吹、そして可愛く健気な吸血鬼・陽。実に優しくて可愛い作品でした。大体王道なので、もう展開なんて読めるんですよ、読めるんだけど、キャラクターが可愛くて、いじらしくて、きゅんきゅんきます。作者もあとがきで触れていますが、篤志と陽の関係に伊吹が入ったことでぐっとお話に奥行きが出ているような気がします。

吸血鬼といっても本当にかわいらしいもので「人を噛んで血を吸ったことがない」陽は、人の傷口を舐めて血を補給したり、口元から精気をもらうことでエネルギーを得る、ちょっとイレギュラーな存在。怖いの苦手な方や人外苦手な方でも十分楽しめるかと。濡れ場はちょこっとありますがこちらもそんなに過激ではありません。ていうかまん丸い円形のぼかし(大きめ)が入っていたので色っぽさを感じる余地もなく……その点が唯一残念だったといえるかも。

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