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ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『好みじゃなかと』見多ほむろ

 倒れた父に代わり、九州にある実家の工場で社長代理を務めることになった幸典。右も左も分からない幸典が父に頼るよう言われたのは、工場長の槇だ。髭面で無愛想で手荒いけれど、仕事ができて面倒見もよく、社員の皆に慕われている槇。ところがある日、自分がゲイだと槇にバレてしまった!! しかも「あんた絶対、逃げつつも犯されたい口たい」と押し倒されてしまい……!?

収録作品:「好みじゃなかと」「あまりモノには恋がアル」「(描き下ろし)好みじゃなかと 二ヶ月後」「(電子限定描き下ろし)好みじゃなかと ついでに一週間後(4ページマンガ)」

感想:

表題作は九州(っていうかまあ福岡ですよね)の溶接工場を舞台に、急に社長代理を務めるため東京から呼び戻された幸典が、ぶっきらぼうだけど人情味溢れる無精髭ワイルド系工場長に徐々に惹かれていくお話。締めるとこ締めつつ軽めのタッチで、テンポ良く読めました。溶接工場という男臭い製造系の職場やその雰囲気もしっかり描けていたと思います。

家業のことを何も知らない幸典は、最初こそ工場でも浮いてしまうものの、父親の残したメモや、職人たちとは違う部分の能力、違う目線での気配り等々により少しずつ自分のすべきことを見つけ信頼を得ていきます。もちろんそこには工場長の槇の、ぶっきらぼうながらも実は細やかな気遣いが効いてもいるのですが、恋愛要素に負けず劣らずお仕事ものとしての魅力もあります。ワイルド系攻とお堅そうな受。本編は口でされるまでで、描き下ろしでその先に進みます。濡れ場の描写もけっこう色気あってよかったです。槇さん体力作りがんばれ!

併録は元恋人(男)の結婚式に呼ばれた元カレ2人(というか同時期に二股されていたまさにその2人)が意気投合してしまうラブコメです。コメディ要素が強い分展開はご都合ですが勢いあって楽しかったです。でもあの新郎新婦は幸せにならないと思うんですけどね。

 

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