ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『俺のパンツが人質にとられています』春田

クラスでもそこそこイケてるグループに所属している。そんな俺がなぜか今、ノーパンで学校生活を送っている…それもこれもあのムカつく後輩、野島のせいだ! 俺のミスを逆手に取って脅すだけじゃ飽き足らず、ノーパンで学校に来いだとか言い出したと思ったら、なんかエロいこと とか…その…ごにょごにょ……と、とにかく俺のパンツ、返せぇぇぇえええええ!! 俊英春田の送る、ノーパン青春グラフィティ!開戦! 

収録作品:「俺のパンツが人質にとられています」「(番外)俺の青春が人質にとられています」、カバー下、カバー&折り返し

感想: 

このタイトル、絶対キワモノでしょ。と思いつつ試し読み即購入。絵もお上手で、ぶっとんだエロありつつ甘酸っぱい青春っぽさ満載で、終始萌え転がりながら読みました。初めて読む作家さんですが、他の作品もチェックします!

パンツを履かずに登校したところを部活の後輩・野島に見つかり、証拠写真+勢いで殴ってしまった事実を盾に、脅されてしまう亮。野島は淡々としたドS系変態。亮は正反対の直情型で単純かつ、快楽に弱いM属性。正直ノーパンで登校した程度でこんな弱みになるかいなという気もするのですが、まあそこはファンタジーとして受け流すとして、「パンツを巡る青春純愛ストーリー」は思いの外しっかりしていて、読ませます。

関係性や感情を丁寧に描くことで、突飛なエロ設定をガチの青春物語に落とし込んでしまう凄技は、昨年はまった『過剰妄想少年』と少し似たタイプの作品かもしれません。まあ、あっちの方はスクールカースト絡んでたり受のメンタルが複雑だったりする重たさがある一方で、こちらは(野島が変態すぎるものの)亮が単純で素直で先輩なので、スカッと明るいコメディに仕上がっており雰囲気はかなり異なりますが。

もちろんタイトルと設定に惹かれた方もがっかりしないくらい、しっかりエロもあります。局部は白抜きやぼかしで修正されているものの、構図や表情、やりとりが上手いのもあって十分な色気を感じます。

わたしはレビューや評価など下調べせずに本を買うのでハズレを引くこともけっこうあるのですが、こういう「期待せず読み始めたら大当たり」があるので、予備知識なし購入はやめられないんですよね。買ってすぐさま5回くらい読み返しました。

 

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