ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『俺の後輩の懐が深すぎてこわい。』いけがみ小5

ごくごく普通のサラリーマン角田。実は、2週間前から禁欲して臨む程のアナニー好き。防音や片付け対策バッチリなラブホでいつも通り存分にひとりエッチを楽しんだとある週末。帰宅途中、偶然後輩の円山に会って、不本意ながらもふたりで飲むことに…。酔いつぶれた円山をベッドに運んだ角田の目に映ったのは円山の立派に勃ちあがったナニで…!? 

収録作品:「俺の後輩の懐が深すぎてこわい。」「(描き下ろし)俺の先輩の家事力が意外とたかい。」「さえずるくちばし」「ついばむこくてん」「はためくしろいろ」「いいとしして いとしい」「髪結い蝶々」、あとがき

感想:

表紙買いしたところ、中を見たら絵柄の癖が強く(拙いわけではないのですが、顔が縦に長く、全身のバランス含め個性的な絵柄)「あれ?」となったので、試し読みしてからの購入がおすすめです。

表題作はリーマン年下攻。アレな性癖のリーマンが後輩の寝込みを襲ってしまう、いわゆるアホエロ系マンガです。短髪先輩が受で「やっ、あっ(はーと)」みたいな声を出す上に、涙もろくてけっこう女々しいです。後半の「さえずるくちばし」〜「はためくしろいろ」は、工学系の高専(?)の先輩x後輩もので、こちらも一見真面目っぽい先輩が攻で、受は強面ヤンチャ系。そういう嗜好の作家さんなんだなと一冊読んで気づきました。

「男っぽい/ごっつい/ヤンチャ」な受が綺麗系の攻にがっちゅんがっちゅんやられて女々しく喘ぐ、というのがお好きな方にはオススメですが、絵柄含め好き嫌いは分かれそう。濡れ場は多いのですが、周辺部含めてのがっつり白抜きなのでご注意を。