ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『小便小僧におしおき!』桜井りょう

山で立ちションした拓哉は現れた山の神に、触手でお仕置きされちゃって!? うねうね・くぷくぷ・にゅるにゅる・ビクン!! 気持ちイ~お仕置きに、抵抗していた拓哉も…!? 人外エロティックコメディ! 

収録作品:「小便小僧におしおき!」「神様は食欲旺盛」「しろうの初恋」「神様の言う通り」「神様は大暴れ」、あとがき、「小出クンの受難」「夢の雄っぱい」「(描き下ろし)小便小僧、神様の伴侶となる」

感想:

ほとんどアンソロで読んだ作品ばかりでしたが、好きなシリーズなのでコミックスも購入。我侭こじらせ神様の朝日さんと、今時の普通の男の子っぽい拓哉、そして朝日さんの眷属である小動物たちや、ライバル田神。エロ重視作品ですが、登場人物が皆わいわいがやがや仲良くて、読んでいてとても楽しい気分になります。

桜井さん、最初に読んだのがストーリー性ゼロエロショートだったので「顔も長いし好みじゃないなあ」と思っていたのですが、絵自体はお上手ですし、よくできたまんがも多くて、今は好きな作家さんです。

この世界では神様=触手なのか、基本エロは触手プレイですので、わたし含め触手好き歓喜の一冊です。中でも田の神(なぜかパン屋経営、ライバルだけど意外と良いやつ)が茶々を入れてくる回では、3P+触手2種という豪華なことに。元が18禁アンソロやエロ濃い目のアンソロ収録の作品が多いので、コミックスでは局部は白抜きですが、輪郭をきっちりとって抜いてある「丁寧な白抜き」なので読んでいてストレスは感じませんでした。

併録の「小出くんの受難」は、厳しい上司x部下で、おっさんが実にエロいおっさんでした。「夢の雄っぱい」は1ページのエッセイ漫画で、桜井さんの雄っぱいへの愛が熱く語られています。