ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『あたためてくれるひと。』ヤスエイ

結婚1年目で離婚、薄給でも仕事にやりがいを持つ美容師アシスタントの佐々木の幸せは、コンビニの親子丼だ。そんな佐々木の粗食を見かねたコンビニ店員・岡に声をかけられてからは、岡の手料理が佐々木の幸せになった。年下なのに、落ち込んだ時さりげなく気遣ってくれるやさしい岡。そんな岡に甘えてしまう佐々木だったけど──? 

収録作品:「あたためてくれるひと。」「それからの2人」

感想: 

先日初めて読んだ『とける、ほどける』がとても良かったので、他の作品も読んでみました。表紙も素敵ですが、めくったところの口絵カラーもすごく良くて、それだけで買って良かった! と思ってしまいました。が、もちろんイラストに負けず劣らず中身も良かったです。作家買い、これからは作家買い

低賃金で将来の見通しが立たないことを理由に、結婚1年目で妻から離婚されてしまった美容師アシスタントの佐々木。彼が毎日通うコンビニでレジに立つ岡は、調理専門学校に通う学生。佐々木と岡それぞれの誠実さと、日常の中にあるままならない出来事。ドラマチックなイベントはなく(佐々木の離婚理由も、元妻再婚イベントも、正直現実にもよくある話です)、だからこそちょっとへこんだとき、うまくいかないときに一緒にいたい相手を見つけることの素敵さをしみじみ感じました。

佐々木は頼りなさそうに見えていざというところではやはり人生経験の豊富さ(※岡と比べて)を見せつけるし、落ち着いて包容力のある岡がふとしたところで子供っぽかったりもして、年下攻の美味しいところもじゅうぶん堪能できました。

本編は色っぽい描写皆無ですが、番外では初々しい2人(というか初々しい岡くん)を見ることができます。勝手に岡くんはチェリーだと思っていて、チェリーxバツイチって萌えるわ〜とわくわくしていたのですが実際どうなんでしょうね。

 

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