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ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『いただきます、ごちそうさま』倉橋トモ

a01_BL漫画 e01_年下攻

道で拾った19歳のイケメン・春をシェアハウスに連れ帰り、手料理を与えた弘人。うっかり胃袋をつかんでしまったばかりに、若さゆえの勢いでキスを奪われ迫られて……。シェアハウスで育まれる2カップルラブ!

収録作品:「いただきます、ごちそうさま」「ゼロセンチメートル」「(描き下ろし)ごちそうさまのあと1、2」、あとがき(カバー下)

感想:

期待しているから買い続けている一方で、毎回どことなく物足りなさを感じてしまう倉橋トモさん。「トモダチ以上のコトしたい」の序盤のトキメキ(+原が可愛い)のせいでハードル上げすぎている自分に問題があるような気もする今日この頃です。

新刊はシェアハウスで暮らす2組のカップルの話。19歳のハルと、ハルを拾った脛に傷持つ31歳のヒロトのややもどかしい話が「いただきます、ごちそうさま」。口は悪いが甘えん坊な黒髪メガネの耕太と、日本を離れることも多いカメラマンの陸の話が「ゼロセンチメートル」。

「いただきます、ごちそうさま」は、(今回も)序盤の展開がやたら早いのにその後話が停滞、最終的に意外性なくおさまるパターン。雑誌連載で間隔をあけて読むと印象が違うのかもしれませんが、コミックスで一気に読むとやはりやや雑な印象は拭えません。もう少し、もう少し丁寧な展開だったら盛り上がるのに! 一番の魅力は攻の年下ワンコっぷりでしょうか。あと食べ物の描写はやたら美味しそうです。受は苦労しているので仕方ないのかもしれませんが31歳にしては老けすぎで、目元の疲れが40代くらいの印象でした。

「ゼロセンチメートル」は、高校時代にかけおち同然で家を出た耕太と陸が、我慢もしつつ絶妙な距離を保つ危うさを描いていて、関係性の色っぽさは表題作より上。ややモノローグ漫画気味ではありますが、わたしは好きな系統です。耕太の黒縁メガネはあまり似合っていないので、裸眼の場面がちらほらあって眼福でした。ちなみに2カップル並行で扱った弊害として、描き分けの甘さが目立っているのは残念。ヒロトと陸は前髪の分け目でかろうじて判別可能といったところです。

エロはそれなりで修正も適度。エロ目的で読むほど激しくはないですが、色気がなくて残念とか、濡れ場が真っ白に修正されていて興ざめとか、そういうことはないのでご安心ください。

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