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ぬかるみ読書録

電子書籍で読んだ商業BLの感想をぬるぬると更新するだけのブログ。

『男色大鑑ー歌舞伎若衆編ー』アンソロジー

井原西鶴が男色をテーマに描いた傑作短編小説集が今、BL漫画として現代に蘇る。江戸初期、大衆を熱狂させた歌舞伎若衆。身過ぎ世過ぎで、夜ごとに身体を金で買われながらも、真実の愛は決して裏切らない――。凛とした美しさが人々を魅了する、歌舞伎若衆の生…

『追憶』小山田あみ

“変人”の異名を持つ官能小説家・霧村の担当となった森山。自堕落な生活を送る霧村に振り回される森山だったが、作家の亡父と彼の編集者の話をした途端、霧村の態度が急変する。荒々しく森山を抱く霧村…彼の瞳に宿る哀しみの意味は…? 陸上部の幼なじみラブ「…

『坊っちゃまと主治医(1)(2)』真生るいす

十九世紀末、イングランド北西部の片田舎。天蓋付きのベッドの中で、病弱な坊っちゃまは今日も主治医を待っている。実は坊っちゃまは、主治医のアダムに首ったけ! 老執事や乳母(ナニー)の心配をよそに、彼をオトす機会を虎視眈々と狙ってる。今日も仮病で…

『きゃっつ〜四畳半ぶらぶら節〜』羽生山へび子

其処は大江戸、柳町。煩い大家の長屋の一角に住まうは、仕事もせずぷらぷら過ごし、隙あらば色仕掛けしてくる居候・弥源治と、そんな弥源治を養う人気魚売りの清二だ。けれどある日、弥源治が子猫を拾ってきて? 収録作品:「弥源治、子猫を披露」「ぼん、手…

『いぬのなまえ』菅辺吾郎

逆らわぬよう、躾けられた。黒川財閥に仕える関口家の子供である巴は、黒川の次男・長次郎の「犬」として有名。幼い頃は仲が良かったはずの二人だったが、今や巴は、一方的に長次郎に疎まれ、虐げられる。そんな巴を学友らは遠巻きにしていたが、全く気にせ…

『詩に濡れるくちびる』丘群さえ(イラスト:水無瀬雅良)

詩に濡れるくちびる (プラチナ文庫) 作者: 丘群さえ 出版社/メーカー: プランタン出版 発売日: 2012/09/21 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 『玉門…に、ぴちゃゝと……指を…』薄桃色の唇から淫語が零れた。言葉通り、佳蓉の子爵・千玲の秘所に、遼…

『月影』SHOOWA

真冬の夜に廓の前で拾われ、女郎達に育てられた清人。運命に身を任せながらも清人は担当医への想いを幼い頃から人知れず胸に秘めていた。伝えることが出来ぬまま、14歳で客を取らされ、16歳で店の稼ぎ頭となっていったが。ひとりの男の切ない愛を描いた表題…

『このよのはじまりこのよのおわり』たうみまゆ

幼馴染みへの恋心を自覚した、あの日から早十年――…人気女形となった佐根市は、相も変わらず幼馴染み・善介への想いを秘めたまま、“惚れた腫れたは芸の肥やし”と数多の女たちと色恋を繰り返していた。そんなある日、次の演目の役がどうしても掴めず、煮詰まっ…

『催眠術入門』カシオ

大正はじめ――。高等学校時代からの友人・林周に会いに、彼が勤める大学に足しげく通っている龍彦。その日も周の研究室を訪れ、世間で大流行している「催眠術」の話をすると、周はインチキに決まっていると言う。そこで、彼を実験体として、龍彦が催眠術をか…

『日報群雲浪漫』真生るいす

人生をのんびり穏やかに過ごしたい巡査の日吉。そんな彼を悩ます人物が二人いる。一人は、世間を賑わす怪盗・蜘蛛。一人は、新聞記者で同窓生の三井。事件のたびに蜘蛛からは悪戯され、蜘蛛を捕り逃がしては、三井にその失態を記事にされる始末。それだけで…